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厚労省 中小企業の雇用・賃金調査 派遣再契約、円高で停止増

 金融危機や株式・為替市場の大幅変動が、中小企業の雇用や賃金に悪影響を与えていることが、厚生労働省が10月に、全国の公共職業安定所を通してまとめた調査でわかった。希望退職の募集などはまだ少ないが、派遣社員やパート、契約社員の再契約停止が増加した。

 雇用状況は、派遣社員の過剰感が強い。「過剰」と答えた会社の比率から「不足」と答えた会社を引いたDI値でみると、特に輸出型製造業は26.0%になり、7月調査の8.9%から急増している。

 賃金調整や雇用調整に乗り出した企業は、全体の18.8%になった。このうちボーナスの切り下げなど、賃金を調整した企業は55.6%を占めた。派遣社員らとの再契約を停止した会社も、7月と比べて5.6ポイント増加し、しわ寄せが始まっている。今後、賃金調整すると回答した企業は7.7%、雇用調整する企業も4.6%とそれぞれ7月と比べて、3.9ポイント、2.5ポイント増加している。

 この調査は、従業員300人未満の中小企業4285社をヒアリングした。原油高、円高進行など経済情勢が大きく変動した場合に、調査するもので、昨年12月に1回目を行い、10月の調査は4回目になる。

 一方、労働局を通じてまとめた調査で、製造業で働く派遣・請負、期間工のうち、9月から来年3月末までに失業または失業する見込みの人が約5000人に達していることも分かった。

 全国調査のうち、すでに取りまとめた14県分で、4940人が契約期限切れなどで離職するという。業種では、自動車関連や電機が多く、今月末に公表する全国調査で数字はさらに膨らみそうだ。

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